あれっ、変わっちゃったなぁ



ASKA「12」を聴いている。CHAGE and ASKA の名曲も含めたカバー曲で占められているアルバムである。
最初に聴いたとき感じたのが「あれっ、変わっちゃったなぁ」という違和感。これまで各曲に対して僕が抱いてきたイメージとのズレに戸惑った。
今日の仕事中に何回も聴いていた(平日は音楽を聴きながら仕事はできないが、休日はまあいいか、という職場である)ところ、その違和感の正体が何となくわかった。
「毒気」(悪い意味はない)が抜けているのである。「ふわっと」しているのだ。
1曲目の「Love Song」はORIGINAL LOVEの「朝日のあたる道」と同じ「あ、上に抜けちゃってるな」という感じがある。

CHAGE and ASKAの楽曲は、二人の音楽どちらにも主導権は無い。言い換えれば、CHAGE and ASKAの楽曲の軸は「and」の部分にあった。
今回のアルバムは、これまでCHAGE and ASKAの楽曲にあった迫力が少し薄い。「CHAGE and ASKA」でなく「CHAGE and ASKA の ASKA」でもない、初めて「ASKA」単独の活動によるもので、51歳にして「and」の縛りから初めて解き放たれたその「戸惑い」が楽曲全体に流れる「ふわっと浮き足立った」感じに現れているのだと思う。
ただ、この「軽さ」は、今後「ASKA」本体に軸が通ってきた時にどんな楽曲を聴かせてくれるのだろう、という高揚感に繋がるものではないだろうか。

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